タイ古式ほぐれ処ポーチャイ 京極です。
先週とってもおもしろい勉強会に参加してきました。
表層感覚と間合いをテーマに、いかに私達は他者から影響を受け、また与えているのかを体感するワークショップに参加しました。ちょうど一年前同じワークショップに参加したのですが、衝撃的すぎて言葉にできませんでした。笑
離れていても人が居るだけでどれだけの身体変化が起きるのか感覚が変わるのか、それを観察する感性は日常レベルより深く繊細だけれど、どの人にもある。
あの場所ならいいけどこの場所では息苦しいとか、この人が斜め右向いならいいけど、左隣に座られると圧迫感がある。とか皆さんも日常生活で感じているとおもいます。それをもっと観察していくのです。さらにおもしろいのが、私が誰を意識するのか、何を意識するのかで相手の体感覚は変化するのです。人体よ、どこまでキャッチしているんだよ!どうなっているんだよ!が増幅しますがとてもおもしろく興味深いです。
そして、人と人との間合いを丁寧に感じてそしてたたずむと、チューニングされるように受け手の身体が調ってくるのです。これをボディーワークとして田畑浩良さんが確立していて、学ぶことも受けることもできます。イールドワークといいます。イールドの素晴らしいところは、施術者が調えているのではないところです。施術者は相手を1割観察して9割自分の体感を感じ心地よくするのです。相手を良くしようとか、こうしようとか考えずただ自分の体感を感じるのです。ここが私、とっても素晴らしいとおもうのです!
調えているのは受け手自身なのです!自己治癒ですね。施術者が繊細に空間を作ってくれるから安心して自己治癒力が発揮できる。受けていると、そこにカプセルがあるようなじんわり包まれるような感じがしたり、身体がちりちりと粒子で動いている感じがしたり、溶け出すような感じがしてくるのです。催眠状態でもあるけれど、でも、本当は感じているのに無視している感覚なんだろうと思うのです。それが終わると歩きやすくなっていたり、重心がさがり安定したりするのです。実際施術前後で写真を撮るのですが、姿勢や重心が必ず変化しています。
全てはあって、足すものも引くものもない完璧な身体。完璧な私。
という前提で、あるものに気が付いていく。そう田畑さんがおっしゃっているそうです。(その日は言ってなかったけど)
人間同士の関係ですごくすごーく大切な要素を抽出して体験したワークショップでした。
しみじみ人間の身体って完璧。自然って完璧。私もあなたも完璧。。とおもったりします。
ポーチャイの中川もイールドを勉強しています。私は受ける専門ですが、彼女は施術もできます。
気になる方はポーチャイにいらしたら訊いてみてくださいね。ではでは~