ライティング講座参加

タイ古式ほぐれ処ポーチャイ 京極です。

先月、田口ランディさんのライティング講座1泊2日に参加してきました。
田口ランディさんってご存じですか?
私は19歳の頃、ランディさんのデビュー作「コンセント」を読んでひっくり返った一人です。笑
受信体としてある自分の身体の生々しさとグロテスクさ。何のためにこんなに感じたり考えたりしなきゃいけないの!!
と悶え苦しんでいたあの思春期を思い出す、私にとっては出発点と言える1冊です。
作家の田口ランディさんはこざっぱりとした素敵な人でした。
物語とは、物が語るのを聴ける人に物語は書けるのだとおっしゃっていました。
物語を書くって能動的な行為に見えて、受動的な行為だということらしいのです。

ノーベル文学賞を受賞した韓国の女性作家ハン・ガンの「菜食主義者」」「少年がくる」」「しろいものたちの」「回復する人間」を最近、連続して読んでいます。、彼女の作品は間違いなく物が語りかける言葉を受信して霧のような繊細な音にして書き出している。とても静かで、絞り出されたその言葉は気が狂いそうなほど深く恐ろしい。よく正気を保ち人間の生活をしながら書いているなあ。と一般人の私は心配してしまうけれど、そんなレベルにハンガンさんはいないのでしょうね。「少年が来る」は芸術作品だとおもいます。2回読みましたが、まだまだ繰り返し読まなくちゃ。と読み終わった瞬間に思う本です。

ランディさんにも立ち話の時訊いてみました。作品を書いていて気が狂いそうにならないのですか?と。
すると彼女は「びっくりするくらい俗的な旦那と、子供がいるから、否応なくこっちに戻ってこれるんだよね~わははっつ!だからぶっ飛んだことも考えれるし書けるんだよね。」とおっしゃっていました。
そういう事なのかも。
地に足をつけて根を張って生活をしているから、溢れかえる情報も流れてくる感情も物が語る声も聴くことができるのかも。
村上春樹が作家は肉体労働だ。とおっしゃっていたけど、身体の感覚で受け取って脳を通して外へ出すって事なのかもな~
私も、もっともっと全身を使って生きたいな~~

ではでは~

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