こんにちは。名古屋 新栄 タイ古式マッサージPOCHAI【ポーチャイ】の中川です。
先日、しずおかでテオ・ヤンセン展にいってきました。
テオ・ヤンセンはオランダの物理学出身のアーティスト。
こちらの王蟲みたいないきものは「ストランド・ビースト(砂浜の生命体)」です。
毎年6月~9月にこのストランドビーストはオランダの浜辺に出没するそうです。
この展示で、実際に飼育員さんがストランドビーストの世話をして動くのを見せてくれたり、自分でビーストに触れて一緒に動くのを体験できたりしました。
GW期間中には、自然豊かな山の中にあるこの美術館では、敷地内の公園でストランドビーストが動くのを見ることができたようです。
繊細だけれどちからづよく、一本一本の足が連なって動く様子や、インタビュー映像で見れるわくわくきらきらした優しいテオの表情から、すっきりした調和の空気を感じました。
私はこうした自然の中の生命を人の認識できる形に抽出したようなアートを見ていると、おなかの底からわくわくします。
施術をしている時にも私は受け手の方の生命の響きを感じることができる時、私自身も生命が開くような感覚になります。
その感覚の中にいると、施術は静かに充足感が満ちた空間の中で、スムーズな流れに乗って始まり終わっていくように思います。
生命と生命が響きあって開いている空間の中では、社会人として、とか常識とは~とかセラピストも施術を受けてくださる方も普段していることや考えていることはいいにして。
忙しく働く思考はオフに。ただ自分を感じる時間。
人と人がぎゅっと暮らす街の中では、なんだかそんな時間を過ごすことってとても大切なんじゃないかと思うのです。
テオ・ヤンセン展ではそんなことを改めて思ったりしました。
ポーチャイの受付と施術室にはオーストラリアの原住民、アボリジニの方が描いた作品があります。
彼らも大きな自然の中に生きて、自然との交流を楽しみ、自分たちも自然の一部として生きてきているのだと思うとまたわくわくっとしてきます。
中川